YOINは、SIMCLEARの国産シリーズです。
最初に出したのは革小物の4型。長財布、コンパクト財布、名刺入れ、カードケース。
革はイタリアのテンペスティ社のエルバマット。
仕立ては、財布を作り続けて約50年になる日本の財布専門メーカー。熟練した職人が手がけています。
本記事では、YOIN Walletシリーズのコンセプトや素材についてご紹介いたします。
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財布を作った理由

SIMCLEARはカバンのブランドです。
財布を作ったきっかけも、カバンでした。
SIMCLEARでも、ミニサイズのカバンをいくつも出してきました。
そのカバンを使うお客様から届いていたのが、「長財布が入らない」という声です。
キャッシュレスが進んで、財布に入れるものは減りました。
それでも、財布そのものはまだなくせません。
カードが数枚、お札と小銭が少し。それだけ入れば足りる。
小さなカバンに収まり、ズボンのポケットにも入る。
YOINは、そんな準キャッシュレスな時代に適した財布です。
YOIN = 余韻

YOINは、「余韻が残る」の余韻から取りました。
音が消えたあとの静けさ。食べ終えたあとの温かさ。旅から帰ったあとも続く高揚感。
手に取ったときの質感にも、あとに残るものがあります。
YOINは、その余韻が残る一品を目指したシリーズです。
高品質な本革「エルバマット」

YOINの最大の特徴は革です。
イタリアのテンペスティ社が作る、ELBAMATT(エルバマット)を使っています。
テンペスティ社について
テンペスティ社は、イタリア・トスカーナの革の作り手です。
1946年の創業から80年、4代にわたって革を作り続けています。
トスカーナのフィレンツェとピサの間、アルノ川沿いの一帯は、植物のタンニンで革をなめす産地として知られています。
テンペスティ社はその産地の組合を立ち上げた創設メンバーです。
革の工場を審査する国際的な基準に、レザーワーキンググループ(LWG)があります。
水やエネルギーの使い方、排水の処理、薬品の管理、原皮の出どころまでを調べる審査です。
テンペスティ社は、その最上位のゴールドを取得しています。
審査は2年ごとにやり直しで、すべての項目で最上位の評価を取らないとゴールドにはなりません。
革は、靴や革小物、ファッションのブランドに納められています。
ミラノの見本市リネアペッレに出展し、東京レザーフェアにも続けて参加している会社です。
“なめし”の技術
牛の皮を、長く使える「革」に変える工程が、なめしです。
革の手触りや色は、なめし方で変わります。
テンペスティ社のなめしは、木や草から取り出したタンニンを使います。
創業から80年、ずっとこの方法です。
植物のタンニンは、皮にゆっくり入っていきます。
テンペスティ社は、革が吸って、反応して、変わっていくのを待ちます。
待った分だけ、色に奥行きが出て、革に表情が残ります。
機械は入っています。
それでも、決め手は人の目と手だとテンペスティ社は考えています。
皮を選ぶとき。樽で回すとき。乾かすとき。仕上げるとき。最後に検品するとき。
どの工程にも、革を見て、触って、判断する人がいます。
原皮は、食肉用として育てられた牛の皮です。
食品の副産物として出たものを使っていることも、第三者機関の認証を受けています。
高級オイルドレザー『エルバマット』

エルバマットは、テンペスティ社を代表する革です。
まず、色の深さです。
なめしには、ケブラチョという植物のタンニンを主に使います。
このタンニンは、温かみのある深い色を出します。
染料とオイルは表面で止まらず、革の内側まで入っています。
次に、手触りです。
なめしたあと、樽の中で牛脂をたっぷり含ませます。
この脂が、丸みのあるやわらかい手触りを作ります。触ると、しっとりしています。
触ればエルバマットだと分かると言うほど、その質感は特徴的です。
そして、使ううちに変わっていくことです。
使い始めの表面はマットです。
持ち続けると、色合いに濃淡が出て、ツヤが上がってきます。
跡も付きます。
その全部が重なって、持ち主ごとに違う一枚になります。

YOINの製品には、イタリアンレザーの認証を示すサインカードが付きます。
傷、血管の跡、シミ

エルバマットには、革の風合いがそのまま残っています。
牛が生きていたときの傷、血管の跡、シミも見えます。
ひとつずつ違い、同じものはありません。
天然な素材なので個体差があり、製品化してもひとつひとつが微妙に異なります。
そのため、この素材を使った製品は、自分だけのものとして育てて長い時間楽しまれています。
熟練した日本の職人による仕立て

この革を、財布を作り続けて約50年になる日本の財布専門メーカーの、熟練した職人がひとつずつ手で仕立てています。
縁を見てください。ヘリ返しという仕上げです。
革の端を内側に折り込みます。角は細かく折りたたむので、ひだが寄って菊の花のような形になります。
通常は折れば、そのぶん厚くなります。
ところがYOINの長財布は、厚さが0.4cm。
ヘリ返しをしたうえで、この薄さに仕上がっています。
仕立てでいちばん見ていただきたいところです。
ひとつずつ手で作るので、量産はできません。
縫い目にはわずかなゆらぎがあり、ひとつずつ違います。
日本で作る理由

カバンや財布を作る職人は高齢になり、継ぐ人が足りていません。
コストと効率を優先すれば、仕事も技術も海外へ移ります。
そうなると、ヘリ返しのような技術は次の世代に届きません。
YOINを国産のシリーズにしたのは、日本の職人の手仕事を続けていくためです。
SIMCLEARが作れる数は多くありません。それでも、作り続けることがこの問題の助けになればと考えています。
YOIN Walletシリーズ

YOINの財布は4種類。
4型とも色はBLACKです。箱に入れてお届けします。
Long Wallet

長財布です。角にボタンが1つあります。
お札は1万円札まで入ります。カードは4枚。中の仕切りは、カードにも小銭にも使えます。
外側のポケットには仕切りが2つあり、鍵や紛失防止タグが入ります。
鍵を付けるキーチェーンは取り外せます。
下の角を斜めに切っています。
ズボンのポケットに出し入れするとき、引っかかりにくくするためです。
胸ポケットにも、バックパックのシークレットポケットにも収まります。
サイズはW19.1×H9.2×D0.4cm、重さは79gです。
Compact Wallet

二つ折りの財布です。
外側が小銭入れで、箱の形に大きく開きます。小銭の出し入れがしやすい形です。
お札は折って横から入れます。
カードは4枚。
小銭入れの裏にもポケットがあります。
こちらも下を台形に切っています。理由は長財布と同じです。
サイズはW9.5×H9.6×D1cm、重さは53gです。
Business Card Holder

二つ折りの名刺入れです。開くと、ロゴの刻印があります。
名刺を入れるところは、少し大きめに作っています。
厚い名刺や、大きめの名刺も入ります。
反対側はカード入れです。正面に2か所、横に1か所あります。
交通系ICカードを入れておけば、これひとつで出かけられます。
サイズはW11.4×H7.7×D1.8cm、重さは52gです。
Slim Card Case

4型の中でいちばん薄いカードケースです。サイズはW10×H6×D0.2cm、重さは17g。
表、真ん中、裏の3か所に入ります。
裏は横からスライドして出せます。
名刺入れにも、長財布にも収まります。
財布と数枚の名刺を一緒に持ち歩けます。
会食や休日の外出に、これだけを持って出る使い方もできます。
YOINの商品ページはこちら。
https://shop.simclear.com/pages/yoin-wallet

※ YOINの製品は、福岡県糸島市の旗艦店 SIMCLEAR FLAG で取り扱っています。


