先日、香港へ出張へ行ってきました。
15年ぶりの香港。
今回の目的は工場の開拓と展示会の視察でした。
いつもはカバンの展示会へ行くことが多いのですが、今回の展示会は「エレクトロニクス系」のものです。
あえてカバンと違う分野を選ぶことで、新しい技術や商品との出会いを期待しての出張でした。
展示会の熱気の中で感じたこと

今回訪問したのは2つの展示会です。
どちらもエレクトロニクス系、つまり電化製品をメインで取り扱う展示会でした。
そこでは最先端の技術がありました。
VR関連などのテクノロジー系は私も好きなので、ワクワクしながら見ていました。
(残念ながら長蛇の列でVR体験はできませんでした…)
カバンとは直接関係のない分野ですが、カバンとも共通する「モノづくり」の熱い気持ちは、言葉が通じなくとも十分に伝わりました。
その中で、SIMCLEARと相性の良さそうな製品もいくつか出会えました。
そのお話はまたブログでまとめますのでお楽しみに。
工場を訪ねて

日本で出会った工場、展示会で出会った工場へ実際に訪問する機会もありました。
工場のショールームにはサンプルや素材が整然と並び、担当者が一つひとつ丁寧に説明をしてくれました。
技術やコストの比較だけでは測れない、人と人との信頼関係。
結局これがモノづくりの根本にあると改めて感じました。
いくつかサンプル製作を依頼し、実際の製造につながる可能性も生まれています。
香港の街で感じた15年ぶりのリアル

以前のバイヤーの仕事では何度か訪れていた香港ですが、今回は実に15年ぶりの訪問です。
その頃のイメージとは随分と様変わりしていました。
かつて頭上を覆っていた看板の森はなくなり、街はすっきり明るい印象です。
気候は変わらず日差しが強く湿度も高い。
福岡以上の熱帯の気候です。
それでもスーツやジャケットを着て通勤する人が多く、他の東南アジアと比較しても日本に似た印象を持ちました。
ジャケットにバックパックで移動する方も多く、ここも日本と似たビジネススタイルです。
SIMCLEARのカバンもいつかは香港の方に愛用してもらえるのでは?と期待できました。
一方で日本との違いが顕著だったのは物価です。
コンビニのおにぎりはおよそ400円。
日本でも物価高が話題ですが、それ以上の価格ですよね。
飲食や住居にかかる費用も日本より高く、香港の物価高と円安を実感しました。
香港進出の可能性
今回の出張で感じたのは、香港への進出の可能性です。
実際に私が目で見たからこそ、SIMCLEARの需要があるのではないかと感じています。
香港では、シンプルで誠実なデザインを好む人が多く、モノづくりの背景に共感を寄せてくれる人も多い。
SIMCLEARとの相性の良さを、現地で強く感じました。
いつかこの場所でSIMCLEARのカバンを持つ方を目にする日が来るかもしれません。
そんな未来を想像しながら、香港の夜景を見ていました。



