【開発秘話】自分が欲しかったからつくった。TSUNAGU BAG CROSSが生まれるまで

TSUNAGU BAG CROSSは、ゼロから生まれた新しいシリーズではありません。

ルアーフィッシングで感じた小さな不便から始まり、多くのお客様の声を参考にしながら、自分たちでも使い続け、少しずつ形になってきたカバンです。 

今回は、TSUNAGU BAG CROSSが生まれた背景や、開発の中で大切にしてきた考え方についてご紹介します。

TSUNAGU BAG CROSSの原点は、ルアーフィッシングでした

CROSSは、一回り小さなRUNNERの形を引き継いだウエストバッグです。

シリーズの原点には私自身が趣味のルアーフィッシングで感じていた、小さな不便がありました。

きっかけは、ウエストカバンを押さえながら歩いていたことでした

以前からルアーフィッシングのときには、ウエストバッグを愛用していました。

両手が空き、必要な道具がすぐ取り出せてとても便利なカバンです。

ただ、1つだけ気になっていたことがありました。

歩いたり、小走りでポイントを移動したりすると、カバンが身体から少し浮いて揺れてしまいます。
そのたびに、中のルアー同士が当たって小さな音が鳴っていました。

ルアーフィッシングでは、足元近くに魚がいることも珍しくありません。

せっかく静かに近づいても、カバンの中から音がすれば、その気配で魚が逃げてしまうことがあります。

だから私は、移動するときに片手でカバンを身体へ押さえながら歩いていました。

その動作を何度も繰り返すうちに、「最初から身体にフィットするカバンなら、この動作はいらないのではないか。」

そう思ったことが、このシリーズの始まりでした。

「広がる」と「フィットする」を一つのカバンで形にしました

身体へフィットさせることだけを考えるなら、小さなカバンを作れば解決できます。

ただ、それでは荷物が増えたときに使いづらくなってしまいます。

そこで考えたのが、両サイドのベルトで収納部分を調整する仕組みでした。

荷物を入れるときはベルトを緩めて収納スペースを広げる。
荷物を入れ終えたらベルトを締めて、カバンを身体へ寄せる。

荷物の量に合わせて収納力を変えながら、動くときは身体へフィットさせる。

目指したのは、その日の荷物や使い方に合わせて、自分でフィット感を調整できるカバンです。

この仕組みが、TSUNAGU BAG RUNNER、そして今回のCROSSへと受け継がれていきました。

長く使われるシリーズになるまで

初回のリリースから5年以上が経過。
今でもご好評いただけるモデルです。

最初に形になったのは「TSUNAGU BAG RUNNER」でした

2020年。最初に開発したのは「TSUNAGU BAG RUNNER」です。

RUNNERは、CROSSよりひと回り小さく、腰に巻くウエストバッグとしても、斜め掛けでも使える2WAY仕様でした。

荷物が少ないときはコンパクトに。
少し増えたときは収納部分を広げ、動くときにはベルトを締めて身体へ寄せる。

ルアーフィッシングで感じていた「動くとカバンが揺れる」という悩みから考えた仕組みが、ここで一つの形になりました。

発売後は、釣りだけに限らず、普段の外出やウォーキングなど、さまざまな使い方をしていただくようになりました。

見た目はすっきりとしながら、必要な荷物はしっかり入り、持ち方も変えられる。

発売後は、私たちが想像していた以上に幅広い使い方をしていただくようになりました。

その経験が、「もう少し荷物を持つ休日にも使える形があってもいい」という、新しいCROSSを考えるきっかけになりました。

ウエストバッグを斜めがけで使う

RUNNERを実際に使うお客様は、斜めがけでの使用する方が多いです。

ウエストバッグは斜めがけすると、口が上を向くので出し入れがしやすいのです。
また、不意にファスナーが開いても、中の荷物が落ちることもありません。

小さめの日常バッグとして、RUNNERシリーズは多くの方にご愛用いただいております。

「子どもの部活動の応援に使えそう」
「ウォーキングのときに良さそう」

実際にポップアップで実演販売をするときにも、このようなお声を多くいただいております。

しかし一方で、

「長財布が入れられたらな…」
「もう少し容量があると使いやすいな」

というお声もいただきました。

それにお応えすべく開発したのが、一回りおおきなCROSSシリーズです。

TSUNAGU BAG CROSS

サイズ違い、生地違いでリリースしてきた「CROSS」シリーズ。

今回は新作として、定番のTSUNAGU BAGシリーズで使用している生地を採用しました。

また細かなパーツなども見直しております。

シリーズの考え方はそのままに、細かな仕様を見直しました

SIMCLEAR定番の1680DポリエステルにCZERO撥水加工をした別注生地を採用。

YKK製ファスナーやセミロックファスナー、別注パーツなど、現在のシリーズで採用している仕様へ揃えました。

また、背面ポケットには引き手を倒すとロックがかかるYKKセミロックファスナーを採用しています。歩いたり移動したりする場面でも開きにくく、大切な荷物を安心して収納できるようになりました。

どれも見た目が大きく変わる部分ではありませんが、毎日使うカバンだからこそ、使い続ける中で感じる扱いやすさを大切にしています。

主役はカバンではなく、使う人です

SIMCLEARが大切にしているのは、カバンそのものが目立つことではありません。

休日に出かける日も、旅行へ行く日も、子どもと過ごす日も、その日の過ごし方に自然と馴染む道具でありたいと考えています。

そのため、必要以上に装飾を加えず、服装や使う場面を選びにくいデザインを目指してきました。

腰に巻いても、斜め掛けでも、その人らしい使い方ができることも、このシリーズで大切にしている考え方です。

自分が欲しかったことから開発した製品です。

新しくなったTSUNAGU BAG CROSSが、皆さまの日常や休日で、長く使い続けてもらえるカバンになれば嬉しく思います。

詳しい情報は、先行ページにも掲載しております。
ぜひご覧くださいませ。